皆様、こんにちは。
愛知県豊橋市の土木建設業、大松建設興業株式会社です。
先日より建設業の働き方についてブログを書かせていただいています。
今回のテーマは建設業に勉強は必要なのか?ということです。
建設業にはネガティブなイメージが付きがち
建設業に対して『勉強をしなかったからこんな仕事にしかつけない』、『暴力団関係者』等というネガティブな見方をされる方は残念ながら少なからず存在するかと思います。
完全な否定はできないのも事実
確かに中学卒業や高校中退というような、世間一般で言えば学歴がない人でも採用されやすい業種であることは否定しませんし、そういった印象の中でガラが悪いと思われることもあるでしょう。
そして、その印象を根底から覆すことが難しいのも、残念ながら事実です。
ただ、建設業はまるっきり頭を使わなくていい仕事であるかと問われたらそれは明確に違うといえます。
そして、その印象を根底から覆すことが難しいのも、残念ながら事実です。
ただ、建設業はまるっきり頭を使わなくていい仕事であるかと問われたらそれは明確に違うといえます。
【読み書き算盤】とはよく言ったもので
工事を施工するには、図面だけでなく仕様書を読んで理解する必要があります。
この仕様書は工事毎に定められたものと土木工事等の業種による標準仕様書というものがあり、更に業種によって参考とする仕様書が複数に渡ることも多々あります。
工事の根拠はすべてこの仕様書にあるといっても過言ではありません。
施工の方法から管理する項目、数値、写真撮影の基準等を確認し、そのとおりに工事を進めていかなければなりません。
監督だから確認するのではなく、現場作業に従事する以上は一人一人が少なくとも当該工種の部分は把握していてほしいところです。
それを考えると、適切に文章を読むということができなければ作業はできないということになります。
又、特に公共工事では様々な書類の作成が必要になります。
例えば、工事をするにあたって関連する行政機関へ届け出や許可申請を行うことがあります。
加えて、当該工事について発注者とのやり取りは書面を通じて行うこととされているため、わかりやすい文章の作成を求められることもあります。
適切な書類作成のためには、文章を書くという能力と共に手引きや説明を理解する読解力が必要となります。
この仕様書は工事毎に定められたものと土木工事等の業種による標準仕様書というものがあり、更に業種によって参考とする仕様書が複数に渡ることも多々あります。
工事の根拠はすべてこの仕様書にあるといっても過言ではありません。
施工の方法から管理する項目、数値、写真撮影の基準等を確認し、そのとおりに工事を進めていかなければなりません。
監督だから確認するのではなく、現場作業に従事する以上は一人一人が少なくとも当該工種の部分は把握していてほしいところです。
それを考えると、適切に文章を読むということができなければ作業はできないということになります。
又、特に公共工事では様々な書類の作成が必要になります。
例えば、工事をするにあたって関連する行政機関へ届け出や許可申請を行うことがあります。
加えて、当該工事について発注者とのやり取りは書面を通じて行うこととされているため、わかりやすい文章の作成を求められることもあります。
適切な書類作成のためには、文章を書くという能力と共に手引きや説明を理解する読解力が必要となります。
義務教育というのはよく考えられていると改めて実感
【算盤】の部分でいうと、土木工事は数十メートル、数百メートル、数キロメートルといったスパンで施工するため、手元で数ミリのずれが大きなずれとなる恐れがあります。
そのため、設計段階はもとより、施工のたびにずれがないかを確認しながら工事を進めていくことになります。
計算自体も大切ですが、どのような計算によって答えを求めるかを理解していなければなりません。
四則演算は最低限として、図形の計算や単位、微分積分の概念等を理解していなければ現場を理解した施工はできません。
少なくとも義務教育のレベルでの読み書き算盤が心もとないようであれば指示をされて言われたことをするだけの作業員以上になることは難しいといえます。
そのため、設計段階はもとより、施工のたびにずれがないかを確認しながら工事を進めていくことになります。
計算自体も大切ですが、どのような計算によって答えを求めるかを理解していなければなりません。
四則演算は最低限として、図形の計算や単位、微分積分の概念等を理解していなければ現場を理解した施工はできません。
少なくとも義務教育のレベルでの読み書き算盤が心もとないようであれば指示をされて言われたことをするだけの作業員以上になることは難しいといえます。
建設業は資格を持っていなければできないことが多すぎる
そういった義務教育レベルの学力は必要であるとともに、危険な仕事である建設業では様々な作業に資格や講習受講が求められています。
よく見かけるあの作業も資格が必要
例えば道路工事でイメージをする重機の運転。
当然ですが資格が必要です。
しかも、取り扱う重機の車両重量や内容によって複数に分かれています。
例として
・車両重量3t未満の小型建設機械→特別教育
・車両重量3t以上の建設機械→技能講習
等々・・・
又、クレーンのフックに重い荷物を取りつける際には【玉掛】という資格が必要で、技能講習を受講する必要があるなど、
多くの作業は資格を所持して初めて携われるものとなります。
当然ですが資格が必要です。
しかも、取り扱う重機の車両重量や内容によって複数に分かれています。
例として
・車両重量3t未満の小型建設機械→特別教育
・車両重量3t以上の建設機械→技能講習
等々・・・
又、クレーンのフックに重い荷物を取りつける際には【玉掛】という資格が必要で、技能講習を受講する必要があるなど、
多くの作業は資格を所持して初めて携われるものとなります。
特別教育や技能講習は講習後に効果測定という形が基本
とはいえ、特別教育や技能講習は合格率が一桁%というような難関資格ではありません。
講習をまじめに受講していれば、資格取得は困難なものではないといって差し支えないでしょう。
しかし、講習自体は一日で終わるものもあれば、数日かかるものもあります。
又、法定講習と呼ばれており、講習の途中で中座すると資格取得は認められません。
学ぶことに苦手意識を持っていたとしても、意欲を持っていれば問題ないと思いますが、意欲がなければ成長はありません。
講習をまじめに受講していれば、資格取得は困難なものではないといって差し支えないでしょう。
しかし、講習自体は一日で終わるものもあれば、数日かかるものもあります。
又、法定講習と呼ばれており、講習の途中で中座すると資格取得は認められません。
学ぶことに苦手意識を持っていたとしても、意欲を持っていれば問題ないと思いますが、意欲がなければ成長はありません。
特別教育や技能講習は会社が受講料を負担するケースが多い
講習受講には少なからず費用が発生しますし、講習日は基本終日です。
しかし、当該講習の受講費用や日当相当分は会社から見ると助成金対象となるものが多くを占めるため、基本的に建設関係で必要な特別教育や技能講習の受講費は
会社が負担しているケースが大半です。
内容にもよりますが、車両系建設機械や玉掛等の講習受講費は少なくとも弊社においては完全に会社側が支払うものです。
このような講習受講費を本人負担とさせる会社は、敬遠するのも一つかもしれません。
しかし、当該講習の受講費用や日当相当分は会社から見ると助成金対象となるものが多くを占めるため、基本的に建設関係で必要な特別教育や技能講習の受講費は
会社が負担しているケースが大半です。
内容にもよりますが、車両系建設機械や玉掛等の講習受講費は少なくとも弊社においては完全に会社側が支払うものです。
このような講習受講費を本人負担とさせる会社は、敬遠するのも一つかもしれません。
管理する側になるなら更なる資格
施工管理技士
施工管理技士という資格があります。
・建築
・土木
・舗装
・管
・造園
・電気
・建設機械
等と業種によって複数存在する国家資格で、それぞれ1級と2級が存在します。
・建築
・土木
・舗装
・管
・造園
・電気
・建設機械
等と業種によって複数存在する国家資格で、それぞれ1級と2級が存在します。
施工管理技士資格は実務経験十年と同等以上の効力がある
建設工事を受注する際には、主任技術者もしくは監理技術者を選任しなければなりません。
監理技術者は元請で受注した工事を一定額以上下請けに出す際に必要な資格であり、弊社の事業規模及び業務内容ではまず選任する必要がありません。
当社で受注する工事で必要なのは主任技術者の選任であり、この主任技術者の選任要件が
・十年以上の実務経験
・指定された建設学科を卒業後、既定の年数の実務経験
・主任技術者として認められる資格
のいずれかを満たしている人となります。
施工管理技士以外でも主任技術者として認められる資格は多々ありますが、資格と業種によっては資格取得後に規定年数の実務経験を求められるものが多く、施工管理技士を所持していることの優位性は高いものがあります。
監理技術者は元請で受注した工事を一定額以上下請けに出す際に必要な資格であり、弊社の事業規模及び業務内容ではまず選任する必要がありません。
当社で受注する工事で必要なのは主任技術者の選任であり、この主任技術者の選任要件が
・十年以上の実務経験
・指定された建設学科を卒業後、既定の年数の実務経験
・主任技術者として認められる資格
のいずれかを満たしている人となります。
施工管理技士以外でも主任技術者として認められる資格は多々ありますが、資格と業種によっては資格取得後に規定年数の実務経験を求められるものが多く、施工管理技士を所持していることの優位性は高いものがあります。
やりたい仕事と求められる資格の把握は必要
先ほどの主任技術者としてであれば、少なくとも弊社では施工管理技士資格は2級で事足ります。
しかし、企業によっては1級施工管理技士資格を取得して初めて一人前という扱いをするところもあります。
この辺りは、会社が求めている姿を理解して動くことになりますが、まったく無資格で続けることが困難であるのは建設業の実情です。
しかし、企業によっては1級施工管理技士資格を取得して初めて一人前という扱いをするところもあります。
この辺りは、会社が求めている姿を理解して動くことになりますが、まったく無資格で続けることが困難であるのは建設業の実情です。
『勉強をしたくないから建設業』は躓く原因となりがち
義務教育レベルの知識と資格取得に対する姿勢がなければ、建設業に従事することは難しいと思います。
もしも、勉強をしたくないからという理由で建設業を選ぶのでしたら、ギャップで挫折するということも考えられるため、そのような理由での選択はお勧めしません。
もしも、勉強をしたくないからという理由で建設業を選ぶのでしたら、ギャップで挫折するということも考えられるため、そのような理由での選択はお勧めしません。